なぜ夫は薬が効きにくかったの?がん疼痛コントロールがうまくいかなかったこと
有明のがん研究所に通院していた頃は
正直がんの疼痛コントロールもうまくできていませんでした。
なんでこんなに薬が効かないのか。
夫は決して痛がりな方ではないです。
腕の骨にひびが入ったときも、大丈夫!平気!と仕事したりフライパンをふったり。
むしろ痛みを我慢するタイプでした。
薬が効きにくい原因は、ネットだったり本で調べたり他の医師に聞いたりして
すべての可能性を探った。
その結果、偏頭痛のため鎮痛剤の常用
そしてアルコールもひとつの要因ではないかとの結論に至りました。
元々はお酒が飲めない夫。
付き合いで飲まされるようになり、飲めるようになってからはお酒好きに。
アルコールはほとんどが肝臓で分解されるのですが
分解酵素が少ない人でも、断続的にアルコールを摂取していれば
その酵素が増える?強化される?らしいのです。
その分解酵素は肝臓で代謝される薬も分解もしちゃうとのこと。
有明のがん研究所の緩和ケア科の女医さんからは
お酒に対する体質・飲酒の量や頻度や、頭痛薬を服用歴
(夫は自分で処方薬を入手できる立場なので、独断で服用していました)
など聞かれなかった。
診察は毎回一緒に受けていましたが、私の記憶の限りでは一度もなかった。
義兄の紹介で片道2時間かけて有明のがん研究所に通院していましたが
もっと早く、自宅から近いがんセンター東病院に転院していれば
違う未来もあったかもしれない。