亡くなった夫に会いたい…死んだ人に会う方法

2013年、世界一愛する夫と死別。夢でもいい、霊でもいい。幻覚でもいい。何としてでも夫に会いたい。30歳未亡人のブログ。

息子の遺品は全て置いていってもらいますからね!写真すらわけてもらえない私。

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遺品は全て置いていってくれ

告別式、お葬式など…法要は流れ作業のように進んでいった。夫の実家近くで行われた。
義母が泣き叫び取り乱していたのを覚えている。泣きたくても泣けない私と対照的な義母。
ぼーーっとしていてこの辺りから記憶が途切れ途切れになっている。

法要でも会ったことがない人ばかりで悲しみの共有以前に「あなたは誰ですか?」と聞か
れる。

ひと通りの法要が済んだ後早々に荷物をまとめ義実家を出ることになったが、遺品のこと
で義母と揉めた。

子どもがいない私は発言権がゼロに等しかった。

「(息子)の遺品はすべて置いていってもらいますからね。
 あなたはまだ若いんだし、再婚するだろうし。
 再婚後に、(息子)の遺品が邪魔になって処分されるのは(息子)が可哀想。
 写真も不要になったからと捨てるわけにはいかないから置いていきなさいね。
 あなたの将来を考えて言ってるのよ
(デジカメの写真はdropboxに移行済みだったためデータは無事でした)

と義母に言われ、当時の私は判断能力が極端に下がっていたのか何の疑問も持たず従った。
分骨はもちろん、遺灰すらわけてもらなかった。夫と生前に予約していた散骨ができなく
なってしまった。

(夫)ちゃんごめんなさい。石垣島の海の中で眠りたいと予約していたのに。ごめんなさい。

法的には

夫の遺品は全て義家族の物になってしまったわけですが、法定相続では子どもがいる場合は
全て配偶者である妻が相続する権利がある。子どもがいない場合でも妻が3分の2、夫の両親
二人で3分の1となるとのこと。

本来3分の2は私が所有する権利があったそうです。入籍後におそろいで購入したスマホも、
あーだこーだ言って一緒に選んだデジカメも「思い出が残っているから絶対に渡さない!」
と義母は手放さなかった。

私はただ、夫が生前使っていたものを大切に使っていきたいと思っただけなのに。

「田舎の人は身内には親切で、他人には冷たいから仕方ないよ。
 もうすぐ70になるあの義母さんがスマホを使いこなせるとは思えないけどね。」

皮肉など言うような人じゃない夫の友人の言葉に少し救われました。


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